REVITの使い方はLT2020無料体験版で徹底練習しよう! 

 

 

もはや時代はBIMですよね。

まさか、まだ並立断面図をCADとかで別々に修正したり、建具表を自分で拾って作っているなんてことないですよね?

 

ここ10年くらいで建築業界はパラダイムシフトを迎えています。

 

いろいろな事を自動化できるようになってきていて、大きい企業はほぼBIMに梶を切っていると思います。

 

リクルートの求人サイトを見てもBIMの求人がここ一年で急激に増えていると感じています。

 

BIMとは簡単に言うと3次元でモデリングを一つ作ることで、並立断面図が自動的(?)に出来上がり、かつ、施工をする事前に納まりが確認できて、コスト管理やフェーズ管理もできてしまうというフロントローディングの設計手法です。

 

この記事ではそのBIMのソフトであるAUTODESK社のREVITの使い方をLT2020無料体験版30日でマスターする方法について考えたいと思います。

 

BIMって何?食べれるの?

 

 

そもそもBIMって何?REVITって何?食べれるの?という方は下の記事をご参照ください。

冒頭にも書いてある通り建築業界にパラダイムシフトを起こしつつある概念です。

 

大きく分けてBIMのソフトウェアとしてはAUTODESK社のREVITとGraphisoft社のArchicadに分かれます。

この記事では独断と偏見でほぼREVITについて書きます。

 

この記事を大体網羅しておけばなんとなくBIMの便利さは伝わるのではないかなと思います。

 

BIMはREVITの方がいいの?Archicadはどうなの?

 

 

それから、何故レビットなのか。Archicadでなく、revitなのか。私はArchicadを使ったことはありませんが、それなりの理由があります。

 

両方使った結果、どちらかが残ったというわけではなかったのです。そもそも最初からREVITしか頭にありませんでした。

 

それでは、何故、私がArchicadを選択せずREVITに走ったかということについて記事を纏めましたので、こちらも併せてどうぞ。

 

この記事を書くに至った理由

 

この記事を書くに至った理由には下記のようなものがあります。

 

これからREVITが広く使われるようになれば良いなと思いこの記事を書いています。

理由1BIMが超便利で、建築及び施工現場のパラダイムシフトが起きているということに気づいていない人がまだいる。

理由2BIMって超便利と気付いているのに導入障壁があって取り入れられないという会社が多いという話をよく聞く。

理由3BIMってとっつきにくいから使いたくないという意匠設計者が多いような気がする。

理由4CADオペならぬ、BIMを使うBIMオペを使えば良いと思っている意匠設計者が多いような気がする。

理由5WEB上に有益な情報が沢山あるにもかかわらず、要約しているサイトがほとんどない。

 

それでは各理由について細かく見ていきましょう。

 

BIMが超便利だということにまだ気づいていない人がいる

現在私は都内ではなく地方都市にいるのですが、BIMって何?っていう人がかなり多いのです。

それから、とある県では、昨年あたりの建築士会の月報にBIMとしてsketch-upを使いました!みたいなBIMじゃないものが紹介されたりしていてびっくりしました。

 

一方で平成30年の一級建築士試験にはBIMとは何かという問題が計画か何かで出題されていたと思うのですね。

 

国交省でもガイドラインが作成される等、BIMへの需要は増えていく中、圧倒的に情報が足りていないのが現状ではないかと思います。

参考:日本のBIMについて

RUG(Revit User Group)ではより良いワークフローの模索が始まっています。

 

私は10年前に米国の組織系設計事務所に勤めていましたが、その当時でCADチームというのは解散していて、REVITチームの養成に躍起になっていました。

現状の日本は、世界から10年くらい遅れを取っているのではないかと危機感を持っています。

 

そんな中私はBIMの1ユーザーとして、BIMを使用・推進する一人になりたいと思っています。

 

BIMが超便利だということに気づいているが導入障壁に阻まれている

導入障壁って具体的には何なんでしょうか。

テンプレートが出来てないと、、、とか、ファミリが揃ってないからとか、いろいろ聞くのですが、私自身の経験から言わせてもらえば、導入障壁は個人のモチベーションだと思います。

 

私が以前勤めていた事務所では、BIMコンサルを雇って、いつでも相談できる状態があり、かつ、ビムガイドラインもファミリもテンプレートも用意されていたにもかかわらず、結局はコンサルに頼り切りになり、ノウハウをチームが獲得できなかったという苦い経験があります。

どんな恵まれた環境下においても、やはり学ぼうという意識がないことが一番の障壁であって、導入障壁があるとしたら人の意識そのものだと思っています。

 

そこで、企業に求められるのは、おそらく全面的にBIMを使うぞ、大枠としてCADにはもう戻らない、という明確な目標を掲げることでしょう。

 

慣れないソフトを使って、いきなり実務で実践するのは難しいとか色々理由はあると思うのですが、挑戦あるのみだと思います。

 

そして、ユーザー側の準備としては、ユーザー登録して体験版を使い倒し、コストをかけずに練習しておけば十分ではないかと思います。

 

今や必要なサポートはオンラインで得られる時代になっていると思います。

 

BIMはとっつきにくいと思っている意匠設計者が多い気がする

結論から言うととっつきにくいです。

ただし、そんなに恐れることはないと思います。

 

ガラケーからスマホにした瞬間って一時的に生産性落ちますよね。

こんな小さいキーボードで打てねーよとか、最初思ったりしませんでしたか?

でも使っていくうちに慣れてきて、スマホの方が圧倒的に便利になりますよね。

 

それと同様で、とっつきにくいって慣れの問題ですよね。

 

慣れるまでの時間をいかに短くするかということを念頭に、このサイトでは初心者向けに情報を発信していこうと思っています。

 

BIMの学習に必要な時間(コスト)がいかなるものか、というところも併せて明らかにしていきたいと思います。

 

BIMはオペレーターが使えればよいと思っている意匠設計者が多い気がする

BIMはオペ(オペレーター)がやればいいみたいな話をする人がいるのですが、それは私は乱暴な話だなと思います。

まず指示する意匠設計者がBIMのシステムを理解せずして、BIMを使うことは非常に難しいと思うのですね。

 

一番望ましい形としては意匠設計者が直接モデルをいじれるということだと思います。

それは、BIMの入力作業って全部3次元で決める作業なんですね。

入力が設計そのものの作業なので注意です。

 

BIMって線を書くのではなく、建物の仕上げ等の情報(データ)含めた入力作業なのです。

例えば、壁を二重線で書くのではなくて、仕上げと厚みを持った壁という情報を入力するツールなのです。

要は建築モデルのデータベースを作成しているわけです。

 

よって入力する人に専門的な知識が必要になると思うのです。

単にスケッチや寸法から絵を起こすCADの作業とは全く種類が違います。

 

絵を作るのであればスケッチを描いてオペレーターに入力してもらうのが早いと思うのですが、情報を入力するのであれば、3d+αの情報として伝えないといけないと思うのです。

そう考えると、下手にスケッチで3次元のものを詳細に伝えるより自分で入力した方が圧倒的に早いと思います。

 

それからできたものから吐き出される情報を見ながら自分であれこれ決断していけるので、デシジョンメイキングが非常にスムーズになると思います。

BIMによって、もはや2dの作業は全てショートカットできると私は思っています。

 

WEB上に有益な情報が沢山あるにもかかわらず要約しているサイトがほとんどない

REVITに関して有益な情報って山ほどあるんです。

ただ、きちんと体系化されていないですね。

 

どれも一日コースのセミナーとか、PDFの山だったりとか、動画も割と長かったり、サイトもマニアックだったりと、どれも一長一短で、どこから攻めていけばいいのかよくわからないのです。

 

そこで、現在ウェブ上にあるリソースやサービスをいかに使ってレビットを使えるようになるかということについて要点を絞って記事を纏めています。

 

この記事は私の勉強の進捗状況について随時更新されます。

 

この記事が導入障壁だったり、とっつきにくさだったりを少しでも解消してくれることを願います。

 

REVIT2020LTとREVIT2020の大まかな練習スケジュール

 

REVITにはLTというライトバージョンの30日の無料体験期間と、通常のバージョンのREVITの30日を合わせた合計60日の無料体験期間があります。

それに加え、ウェブ上にあるありとあらゆる教材や情報源を駆使して、なるべくコストをかけることなく、レビットのスペシャリストになれないかと考えたわけです。

 

RevitLT とRevitを比較すると、LTには一部機能が制限されているということが分かります。

Revit LT と Revit の比較

 

よって、制限されている機能以外のものを先にLTの無料期間30日で潰しておいてから、制限されていた機能に絞って残り30日のREVITの無料期間に学ぶことができればうまいと思います。

 

主にLTの30日間ではレビット固有の機能(LT共有の機能)を網羅し、通常バージョンの30日間では、レンダリング、レビットMEP(設備)、インプレイスマス・アダプティブコンポーネント、構造、Dynamo等のLTには含まれないその他機能にも突っ込んで学べていければよいなと思っています。

 

現在の私のREVITのスキルレベル

 

私は基本設計と実施設計でREVITを利用したことがあります。

期間にして2~3年でしょうか、私の意匠設計人生の終盤にかけてはREVITでの業務が多かった気がします。

 

もうかれこれ2年以上前の話なので、ほぼほぼ全部使い方は忘れました。

それから、同じくしてDynamoも一通り使いましたが、同じく使い方はもはや忘却の彼方です。

Dynamoはあまり一般向けのプラグインではないなと感じていますが、複雑なことをやろうとすると必要になってきます。

 

どんなことができるかということは、なんとなく覚えているのですが、実際にどこのコマンドの、どのパラメーターをいじったら良いかというのは覚えていません。

REVITはいろいろなビューポートがあって、一度に色々な図面や表、要素、ビューを表示したり非表示にしたりしながらファイルを変更できます。

 

ソフトウェアのできる事の概要はわかっているのですが、具体的な手法や要素の配置の仕方についてきちんと理解ができていない状態です。

 

オンラインのリソースを駆使して臨戦状態までスキルアップしていきたいと思います。

 

まとめ

それでは、これからの30日間で、まずはREVITLT無料体験版をダウンロードし、REVIT本体をマスターしていきたいと思います。

 

まずは、オートデスクから出ている教材から順次進めていきます。

 

うまく勉強が進みましたら、その都度各記事を充実させていきたいと思っています!

 

それでは、今後の更新を期待していてください!

 

 

 

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