学生がREVITについて知っておきたい9つの事

 

BIMって聞いたことあるけど何?何が良いの?CADとどう違うの?

って思った方!簡単にBIMの特徴について説明します!

 

簡単に説明すると、CADでは各図面の絵をバラバラに作図するのに対し、BIMでは3次元モデルとして情報を入力することで、その断面図や平面図、パース、面積表等をコンピューターが自動で作成します。

よって、必然的にすべての図面や表がモデルと食い違いなく作成されるという概念です。

 

「自動で図面が作成される」といっても、どこを切るとか、どの線を表示してどの線を表示しない、というような設定は人間がやらないといけないので、いろいろとコツがありますが、バラバラに作成するよりかは遥かに楽です。

 

そんなBIMのソフトREVITの特徴についてまとめてみました!

 

なぜREVITなの?と思った方は下の記事も併せてどうぞ!

 

REVITの特徴として下記の9つを挙げたいと思います。

ポイント1図面と表が3次元モデルによって一元化されている

ポイント2構造、MEPとの取り合いや納まりを施工する前に事前に確認ができる

ポイント3ワークシェアリングでみんなで同じファイルを改ざんできるので手分けが得意

ポイント4フェーズやデザインオプション等複数の時間軸やデザインを1ファイルで管理できる

ポイント5環境分析やシミュレーションができる

ポイント6パースを作成するのが楽

ポイント7Rhinoceros のモデルも取り入れる事が出来る

ポイント8フロントローディングでより変更を前倒しできる

ポイント9世界はBIMに向けて動いている

この9つのポイントについてそれぞれ浅ユルく考えていきたいと思います。

REVITの簡単な概要

REVITの特徴をご説明する前に、まずREVITについて簡単に紹介したいと思います。

REVITとはBIMの一種のソフトで、AUTODESKの製品です。

 

オートデスクといえばAutoCADで有名ですね。

Autocadは広く使用されているソフトかと思います。

 

AUTODESKの製品には3ds maxmayafusion360などいろいろなソフトのコレクションを提供していますね。

その中でも、誤解を恐れずに言えば、REVITは、3dでモデルを作って2dの図面が吐き出される的なプログラムです。

 

もちろんAUTODESKの製品なので、REVITの中でCAD図面はサポートされています。

dwgを下に敷いたり、DWGとして図面を吐き出したり、プリントしたり、いろいろできるようになっています。

私はwindows派なので、Macに対応しているかはよくわかりません。

REVITの価格とインストール

価格を検索してみると、⽇本語版で年間ライセンスで40万近くするのですが、英語版は案内によると20万くらいです。

学生はタダで使えるはずです。

 

英語版を日本から選択して買ってよいのかはいまいち良くわかっていませんが。

日本版がやはり無難かとは思います。

 

無償版をダウンロードするにはメールアドレスの登録が必要です。

インストール時には携帯の認証も必要です。

 

バージョンは無償版については最新のバージョンしか手に入りません。

ちゃんと注⽂購入してアクティベーションすると、昔のバージョンもダウンロードできるようになります。

 

インストールはたまに動作が止まる時がありますが基本的に放っておけば大丈夫です。

ワタワタしないように注意です。

 

メールアドレスの登録をしていると、そのアカウントで、フォーラム等のコミュニティにサインインできますね。

サブスクリプションの状況に応じて一部のサービスが受けられるのでとても良いと思います。(メールがいっぱい来ますが)

こういったオンラインのリソースはぜひ利用しておきたいですね。

 

AUTODESK Expert Eliteという制度があります。

フォーラムでいろいろな質問に回答しまくり、動画を作ったり、ウェブサイトで記事を書いたりしているとヘビーユーザーとして認定されることがあるようです。

network communityでいろいろ活躍するとREVITが無制限で使える資格のようなので、ぜひ挑戦してみてください。

 

教育機関の方や、教員・学生は確か無償版が使えるはずなのでぜひ練習したいですね。

昔は学生時代に不正コピーが出回ったりしていましたが今は公式にタダで入手できるので良いですね。

 

AUTODESKはあまり安く販売するキャンペーン的なことはやっていないので、私は迷わず30日無償版を使っています。

それから、Autodesk University Japan 2019 toいう有料セミナーイベントもあるので、リアルで学びたい人は要チェックです。

 

オンデマンド学習マテリアルは、ネットワーク上にもたくさんあります。

特に、リンクディンラーニング(LinkedInLearning)にもたくさんあるので、ぜひ見てみてください。

おすすめは次のリンクの動画が一番わかりやすいと思います。

Revit 2019 基本講座 1 : 基本操作とモデリング

その他YoutubeやOnlineにも沢山動画が上がっているので、ぜひクラウド上でトレーニングしておきたいですね。

 

学生がREVITについて知っておきたい9つの事

図面と表が3次元モデルによって一元化されている

 

BIMでは3dモデルを作成することで、並立断面図の設計図書が、全部まとまります。

もはや、あっちでやった変更を違う図面で直し忘れるなんてことはなくなります。

 

誤解を恐れずに言えば、建具表とか面積表等、コスト等、表になるものはほぼ全部自動でできるシステムになっています。

そして、どの図面や表を変更しても、その変更がモデル・全図面に自動反映されます。

自動でareaを拾ってくれるのは本当に楽だと思います。

 

例えば、ある部屋の建具を一個変更したとしたら、3dモデルで変更するだけで、並立断面、建具表も同時に更新されるといった具合です。

これによって、齟齬のない設計図書を作ることができます。

構造、MEPとの取り合いや納まりを施工する前に事前に確認ができる

現場監督をやられている方から、コンクリの斫り工事なんて本来きちんと設計されていればやる必要はないのに、、、なんて話をききます。

仮想で一回収まりを確認すれば起きない事だと思うんですね。

 

それは事前の手順として、詳細の建築・MEP・構造を含む、統合モデルを作成していれば防げる問題です。

BIMは各モデルの干渉チェックなどもできるので、施工前に納まりの確認を行うことに適しています。

 

干渉チェックというのは、例えば柱や梁とダクトがぶつかっていたら「ぶつかっていますよ」と、アラートを出してくれるみたいな仕組みです。

建物が複雑になればなるほど、人の目ではなくPCがチェックするので、抜けが出にくく便利な機能ですね。

 

ワークシェアリングでみんなで同じファイルを改ざんできるので手分けが得意

通常、同じファイルを同時に更新すると、どちらが正なのかPCが判断できず、保存すするときに誤った上書きの問題が出てしまいます。

しかし、REVITではワークシェアリングというコンセプトで、それを解決しています。

 

作業を複数人でする場合にはワークセットという、作業する部分を別ける設定を行い、ワークセット単位でファイルの部分を改変する権限を与えられます。

ワークセットが更新された場合は、他の作業メンバーに更新通知が送付され、その後、部分だけを更新することができます。

 

また、他の人が作業中のワークセットを変更したい場合は変更通知を送付し、改変開始する権限を得たりすることもできます。

このように、一つのファイルであっても複数人で作業できるワークセットはチームでの作業を効率よく進めることができます。

 

フェーズやデザインオプション等複数の時間軸やデザインを1ファイルで管理できる

REVITは時間軸を扱うのが得意なソフトです。どのフェーズにどこまでできる必要があるかというのを分かりやすく管理できます。

 

それから、デザインオプションという機能もあり、designオプションを一つのファイル内で切り替えることができます。

 

従来のソフトであれば、レイヤーに頼るか、別ファイルにしないと実装できない機能ですね。

もともとソフト側で適⽤できるようになっているので大変便利です。

環境分析やシミュレーションができる

温熱環境照明のシミュレーションなど、様々な環境分析およびシミュレーションが可能らしいです。

私はあまりシミュレーションの機能は使ったことがないので、実は深くは知りませんが、シミュレーションは得意なソフトウェアだということを聞いています。

 

主には下記が可能なようです。

  • エリア分析
  • 解析モデル
  • 構造荷重と境界条件
  • 冷暖房負荷
  • マス スタディ
  • 日照シミュレーション

これについては私の勉強が追いつき次第追記しようと思います。

30日以内に終わらない可能性もありますが、、、

 

パースを作成するのが楽

 

メンタルレイがデフォルトで入っているので、それなりに綺麗なパースが描けるようです。

パース用にわざわざモデルを作る必要がないので非常に重宝します。

 

また、図面の修正がそのままモデルの修正に直結しているので、モデルは常に最新の状態に保たれます。

素敵なパースを作成するというよりかは、形状を確認して意思疎通を図るレベルのパースと認識していた方が良さそうです。

 

Rhinoceros のモデルも取り入れる事が出来る

これは、Dynamo経由でRhynamoというプラグインを入れることでrhinocerosと繋げることができました。(2016年の話です)

現在はどのような方法がベストなのかわかりませんが、おそらくいろいろな方法でRhinocerosとの連携ができるようになっているはずです。

 

当時は、あまり複雑な形状や重いモデル(超高層等)をRhynamoで転送するのは難しく、軽い点群に変更してから、Dynamo側でアダプティブコンポーネントに読み直すというような処理をしていました。

現状どの程度のハンドリングの良さなのかはわかりませんが、検証ができ次第結果をアップできたら良いなと思います。

フロントローディングでより変更を前倒しできる

 

建物って計画が進むにつれて変更のコストが高くなる傾向にあると思います。

基本設計での仕様の変更と、現場段階での仕様の変更では、早い方が楽で、かつコストがかかりませんよね。

 

BIMでは早い段階で様々な情報をモデルに入力することが求められるため、決める事が倒しになります。

よって、後での変更が少なくなり、最終的にコストが削減される傾向にあると感じています。

 

世界はBIMに向けて動いている

 

数多くの国がすでにBIMモデルの作成を義務付けているようです。急速に発展をしているドバイでは2013年に義務化が始まっています。

下の記事では各国のBIMの浸透具合が載っています。色がついていてわかりやすいですね。

 

Global BIM – which countries have adopted Building Information Modelling?

 

日本は世界水準では割と後進国なのではないかと感じています。

日本では「官庁営繕事業におけるBIMモデルの作成及び利用に関するガイドライン」が発表されているものの、義務化はまだのようです。

 

しかし、これだけの国が義務化を進める中、日本でのBIMの義務化はもはや時間の問題なのではないかと思います。

建築確認におけるBIM活用推進協議会が発足し産官学一体で推進へ

 

早い段階でREVITに慣れて、BIMの開拓者になりたいものですね。

 

まとめ

以上9点について浅ユルくBIMの特徴について書いてみました。

要するに、できることが多い、世界的に使われている高度だけど便利なソフトだということが伝わったと思います。

 

使いこなすのは中々大変ですが、使えるようになればかなりの戦力になると思います。

ぜひ頑張って使い倒せるように練習したいですね。

 

下記の記事では実際にBIMを練習する無料のソースを紹介しています。

30日での習得を頑張ろうと思います!

 

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