こんにちは、REVITもPhotoshopもパースも作れる、割とオールマイティの建築のノートパソコンってどんなのを買ったらいいの?って普段から思ってました。
グラフィックボードもVR対応のGeForceにしたらいいのか、高いけどOPENGLに最適化しているQuadroにすればいいのか分からない!
どの程度のスペックが妥当なのかもわからないし、どこのメーカーにしていいかもよくわからないよ!
そんな私が建築のパソコンについていろいろ調べて考えました!
すると、色々用途別に必要なパソコンのスペックやメーカーが分かってきたので、重要なポイントについてシェアしたいと思います。
結論から言うとWindowsノートパソコンはグラフィックボードによって完全にメーカーのチョイスが絞られます。
用途が建築の「VR」か「REVIT/パース作成」かその両方かによって使うグラフィックボードが分かれます。
REVIT/パース作成用REVIT等のCADソフトや,パース作成等色を使うメインの業務PCにはQuadroT2000くらいがあれば余裕があって安心できそうです。
同じメモリ容量でコア数違いのQuadroT1000、もしくはQuadroP620に妥協するのも視野に入りますね。
古いモデルであればP1000,2000などもあるようです。
ただし、これらのPCではOculusやVIVEを使ったVRはできません。
対応種のPC販売元:
LENOVO:T1000,T2000モデル P1000,P2000モデル (P520等の別モデルも色々ある)
VRメインVR用ならQuadro でなく、GeForceがコスパが良く、予算とスペックが見合うものを買うと良いと思います。
後述しますが、一部の情報によると、REVITもGeForce で良いのではという話もあるので、REVITもいけるかもしれません。
対応種のPC販売元:
これは、割とどこのメーカーもハイエンドゲームパソコンとして用意がありますね。
VRもREVITもパース作成もREVIT/パース作成とVRと両方使いたい場合 VR Ready のQuadro P4000 以上が必要ですが、結構値段が張りますね。
対応種のPC販売元:
DELL:RTX3000モデル(カスタマイズ後価格アップします)
それから建築用のパソコン選びの重要なポイントとして、
- CPUは新しくて早い(数字が大きい)に越したことはない。
- ハードディスクは、重いソフトを沢山入れる場合、SSD256GB以上は最低ライン(個人的に)。
- メモリは32GB以上に増設しといたほうが良さそう(個人的に)。
これから、このポイントについて詳しく説明していこうと思います。
最後までどうぞよろしくお付き合いください。
>目次
そもそもPCの基礎的な知識が全くない方に
建築用のPCの作業スピードは下記に依存します。凄く単純なイメージに置き換えると下記になります。
CPU(プロセッサ)=自頭
CPU(プロセッサ)とは頭の回転の速さが決まる所です。PCの処理能力です。数字がついていますが、基本的に数字が大きいほうが早いです。お金があるなら自頭のいいパソコンにしましょう。
ハードディスク=図書館
ハードディスクとはデータが保管されている図書館みたいなものです。
データを図書館に取りに行ったりして、作業用スペースに持ってきたりするときに、このアクセススピードが速いかどうかが問われます。
必ず、普通の図書館より、SSD=貸出の早い図書館! がついているPCを買いましょう。容量には128GB~1TB(1024GB)までありますが私は経験上256GB以上を目安にしています。
特にPCの立ち上げの速度はSSDが圧倒的に早いのでシステム領域は必ずSSDにしておきましょう。
メモリ=作業用スペース
作業するときにいちいち図書館までデータを取りに行くと時間がかかります。よって、一時的に作業スペースにデータを持ってきて作業をします。
この時に作業スペースが十分ないと、処理がとんでもなく遅くなります。よってここにはお金をなるべくかけて32GBは確保しましょう。
この数字の根拠は後程説明する経験則より決めています。
グラフィックカード=描画処理用の自頭とメモリ
グラフィックカードのメモリとチップもCPUとメモリ同様に重要です。お金があるならなるべく自頭も良くメモリもあるものを選びましょう。
それから、グラフィックカードは適性がありますので、用途に対して正しいグラフィックカード選びが必要です。
これについてはこの後詳しく述べます。
現状のデスクトップPCのスペックの分析
普段使っている、2013年購入の現状のデスクトップパソコンの分析です。
現状よりかは良いPCが欲しいのでその確認のために仕様を確認しておきます。
グラフィックボード:NVIDIA quadro 2000
ハードディスク:SSD256(システム領域のみ、データ外付け)
これは2013年に会社で使用していたパソコンの仕様を見て、それと全く同じのものを買って家に同じ環境を用意しました。
6年前のパソコンですから、CPUは少なくともこれ以上の速さは欲しいと思います。
私はこのPCでREVITのチュートリアル程度であれば、差支えは出ませんでしたが、重いモデルは動かしずらく、グラフィックカードに難ありと感じました。
それから、GPUレンダリングをしてもあまり速度が出なかったので、やはり、より処理能力が高いグラフィックカードが必要だと感じています。
メモリは32GBでADOBE関係ソフトもサクサク動き、困ったことが一切なかったので、経験則により、次も同様の仕様にすることにしています。
quadro2000の戦闘力を確認する
ここで、一度quadro2000の戦闘力を把握しておきましょう
CUDAコアプロセッサ数 | 192基 |
---|
メモリ | 1GB GDDR5 SDRAM 128bitメモリバンドインターフェース |
---|
これを現行品のQUADROと比較してみると、128bitのメモリバンド以外はすべての現行品で上位互換になっていることが分かります。
よって、この表の、T1000以上、P3200以上であれば完全な上位互換と考えて良さそうです。
しかし、ここで浮上する質問が一つ頭に浮かびます。
そこで、Quadroとは何かということをもう一度考えてみることにしました。
Quadro と GeForceはどちらが良いの?
QuadroはCADモデリングや画像処理用でGeForceはゲームやVR用
結論から言うとQuadroはCADモデリングや画像処理用で、GeForceはゲームやVR用と考えて良さそうです。
どちらが良いということではなく、用途に合わせたグラフィックカードを買う必要があるようです。
Quadroをウィキペディアで調べると下記のように書いてあります。
CADやプロダクション3DCGのモデリング、医療イメージングなどといった業務用途に設計されており、OpenGLに最適化されている[1] [2]。そのため、ゲームアプリケーション向けのMicrosoft DirectX (Direct3D) に最適化されたGeForceシリーズと対比される。
GeForceを元に、特に3Dモデリング用途で処理負荷が高くなりがちな頂点シェーダーを強化し[要出典]、3Dモデルの形状に狂いが出ないよう、ドライバでは処理速度よりも演算精度を重視している。 グラフィックスボード自体の品質は高く故障しにくい。上位製品はECCメモリを搭載するものもある。
GeForce の方がQuadroよりコスパが良い?
【お知らせ】VRAAの賞品が決定しました!ものすごく豪華です!!!
つよつよノートPC、つよつよデスクトップPC、Oculus Quest ×3など、受賞作7作品に賞品が授与されます!
締切まであと9日ですが、既存VRCワールドがあれば1日かからず提出できるので、まだまだぜひご参加ください #VRAA01 pic.twitter.com/TIDBqWqAay— xRArchi@VRAA01登録&提出受付中! (@xrarchi_org) 2019年7月6日
GeForce はREVITに対応している?
REVITを使うためにはどのQuadroが良いの?
P2000と同等の新しい商品はどうやらT1000ということになりそうです。
欲を言えば、REVITの業務用には少し余裕をもってQuadroT2000くらいを準備すれば安心ですね。
どのメーカーが良いの?
結局のところ、どのメーカーも、CPU(プロセッサ)、ハードディスク、メモリについては各種用意されていてカスタマイズできるのですが、グラフィックカードだけは、積んでる種類が決まっているようです。
よって、グラフィックカードをまずは用途別に選んで、それから、メーカーを決めるのも一つの手なのではないかと思っています。
REVIT用REVIT等のCADソフトや,フォトショ等色を使うメインの業務PCであれば、LENOVO、マウスコンピューター、DELLあたりが有名です。
LENOVO:T1000,T2000モデル P1000,P2000モデル (P520等の別モデルも色々ある)
VRメインVR用なら割とどこのメーカーもハイエンドゲームパソコンとして用意がありますね。
VRもREVITもREVITとVRと両方使いたい場合、パソコン工房、DELLあたりが有名だと思います。
パソコン工房:NVIDIA Quadro P4000搭載クリエイターノートパソコン
DELL:RTX3000モデル(カスタマイズ後価格アップします)
まとめ
今回はREVITや画像処理用のPCを選別する目的でパソコンを選ぶポイントを自分なりに整理してみました。
この結果は、かなり私の今日調べた限りの個人的見解なので、偏った情報かもしれません。
パソコンを選ぶ時の、手がかりの1つとして考えて頂けたらと思います。
それでは、また!