rhinocerosのloftコマンドの使い方アイディア

 

Loftコマンドって普段何気なく使っていると思うのですが、実はすごい可能性を秘めたコマンドではないかと思うのです。

 

例えば上のような自由な形がそれこそ数分でできてしまいます。

 

今日はロフトコマンドとは一体何をやってくれるのかということについて浅い考察をしたいと思います。

 

それからロフトを使った形の作成アイディアをいくつか考えたいと思います。

 

loftコマンドとは何なのか

改めて何なのかというほどの事でもないと思うのですが、単純に考えると線と線をつないで面にするコマンドという印象ですよね。

 

ところが、Rhinoceros側でLoftコマンドを使うとシーム点はどこですか?どっち向きですか?とか聞かれるので、正確にいうのならば「始点と終点」と「向き」を持ったcurve同志をサーフェスでつないであげるコマンドということでしょうか。

 

Rhinoceros公式Mcneel.comのコマンドの定義を読むともっと詳しく書いてありますね。

サーフェスの形状を定義する輪郭曲線を通ってフィットするサーフェスを作成します。

 

詳しいことはMcneel公式のページを読んでいただければわかると思うのですが、使用する時に注意すべきポイントは2つあると思っています。

 

1つは、始点と終点をきちんとそろえてあげないとねじれが起こるということです。

 

そろっている場合下のようにきれいにロフトできますね。

 

 

始点がずれるときちんとねじれが起きるということになります。

 

 

逆に言うとねじれを起こすデザインが得意ともいえます。

 

もう1つはシーム点の向き、カーブの上下が存在するということですね。

 

上下を間違えるとこういうことになります。FlipCurveを使ってもこれは治りません。

 

 

なのでカーブを適当に描いていった場合にうまくつながらなかったり、きれいなサーフェスにならない場合がある可能性があるということを頭に入れておかないといけません。

 

さて、それではLoftコマンドを使用してどんな変な形を作れるかというアイディアを紹介していきたいと思います。

 

Loftコマンドを使用した変な形のアイディア

 

これは全部Loftコマンドを使用して形状を作っています。

 

まず下図を適当に制御点指定曲線で描きます。この時始点を揃えておくとよいと思います。

 

 

例えば奥の涙型の形状はどのように作っているかというと、4つのカーブを連続させて作っています。

 

 

この時、Loftを行う上でcurveを順序良くLoftに突っ込むためにMergeを使用しています。

 

Curveを複数いっぺんに拾っても良いのですが、grasshopper側でカーブの順序を正しく並べてくれない時があるのと、あとから新たなCurveを追加しやすいように工夫しています。

 

一方手前の壺みたいな形はCurveを複数いっぺんに拾っていますね。

 

 

grasshopperではバキバキにプレビューされているサーフェスもライノに入れると無理やりきれいなサーフェスにしてくれるので、グラスホッパーである程度形が整ったら一度ベイクして形状の確認をしてみると意外と綺麗だったりします。

 

 

壺のような形を上から見ると下のようになります。

 

ライノセラスが凄く頑張ってくれているのが分かりますね。

 

 

手前の卵みたいな形もLoftコマンドを使用して作成しています。

 

一番上のCurveを適当な高さに持ってくると形を閉じてくれますね。

 

 

しわのような形もグラスホッパーでloftしてプレビューの確認をして高さ情報を加えたり、形を調整してから、ベイクして作成しています。

 

 

ライノセラスのプレビュー画面ではこんな感じになっています。

 

Sunを使っているのでコントラストが強く出ていますね。

 

 

Vray でレンダリングすると下記のようになります。

 

この自由度の高さがライノセラスの強みだと思っています。

 

 

直線系のLoftからの発想

 

Loftコマンドを使用したねじれを使うことで、色々な形のジオメトリを直線的につないでいけば、ねじれたタワーが簡単に作れます。

 

例えば六角形と三角形を5つつなぐことを考えます。

 

 

あまり練られた形ではないですが、適当にねじると下記のようにねじれたタワーの形状が簡単に作れることになります。

 

これはきちんと形を考えさえすれば魅力的な形に発展する可能性がありますね。

 

 

タワーを二本作って、上から見てVray でレンダリングすると下記のようになりますね。

 

 

円系のLoftからの発想

 

直線に並べる一方で、円形にPolarArrayコマンドを使ってCurveを並べるという手法もありますね。

 

Curveをxz断面上に配置してから円形にarrayします。

 

 

そのカーブを各カーブごとに変形したのちに全部をロフトすると始点と終点のカーブ以外をつなぐことができます。

 

最後、始点と終点のカーブはBlendSurfaceでつないであげます。

 

下図のやたら細かいサーフェスがBlendSurfaceを行った部分です。

 

 

これによって、適当な変形を各カーブに与えた結果、下図のような便器に似た形ができました。

 

まったくもって、不本意かつ予想外です。

 

 

まとめ

RhinocerosとGrasshopperを使うと、たった一つのLoftコマンドだけでも、単純な操作だけで限りない形のアイデアが浮かぶということが分かると思います。

 

これはSketchUpではできないライノならではの素晴らしい点だと私は思います。

 

何だこんなの粘土遊びじゃないかと思うかもしれませんが、こういうスタディから新しい形が生まれたりする可能性もあるのではないかと思います。

 

今回使用したのはほぼLoftコマンドですが、色々なコマンドを駆使すれば可能性は無限大に広がりますね。

 

今日はライノの魅力をお伝えする一つの例をご紹介させていただきました。

 

それでは、また!

 

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