【製図】一級建築士試験ブログで独学は無謀な3つの理由

 

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こんにちは!

このページをご覧になっているということは一次試験の学科を突破しているか、それかその先を見据えている方だと思います。

 

今日は、一級建築士試験の製図を突破するうえで、ブログなどを参考に独学をすることは極めて難しい理由についてお話したいと思います。

 

私が伝えたいことは下記3つです。

ポイント1独学では豊富な想定問題の入手が難しい

ポイント2圧倒的な作図量の違いを独学でカバーするのは難しい

ポイント3独学では作図した図面や筆記内容が自己添削になってしまいがち

 

一級建築士の資格試験を独学突破をする場合この3つをなんとかしてカバーしてあげないといけないと思います。

せっかく学科に受かっても二次試験で不合格という結果は避けたいものです。

(この記事で使っている写真はすべて製図試験に合格した年の私の練習図面です。)

 

独学では一級建築士製図試験想定課題の入手が難しい

まずは想定問題の入手の障壁があります。

2次試験は公開模試が少ないですよね。

 

独学の場合、想定問題を自力で作成して、どのようなテーマが出ても大丈夫なように試験に対策する必要があります。

自作した問題をやるのでは予め答えが分かっているようなものなのでかなり練習が難しいということが分かります。

 

毎年テーマが違うため過去問があまり役に立たないのも、練習が難しい一因です。

 

これが例えば予備校であれば上のような、その年度のテーマにあった的を絞った試験問題そっくりな想定課題を豊富に提供してくれるのです。

上の写真は実際の私が勉強した模擬試験問題の塊です。

学校に通う主なメリットはこの問題の入手になります。

 

これによって、例えばリゾートというテーマであれば温泉地、山岳リゾート、海浜リゾート等様々な条件を想定した練習が豊富にできます。

エントランス階や駐車場の考え方、法規、ゾーニング、設備・環境、構造その他等様々な条件を変えた課題に取り組むことで応用力が付きます。

 

この情報があった上での受験と、全くないのでは雲泥の差です。

 

独学でこれをカバーするには、各条件別に、様々な設計の練習を行う必要があるでしょう。

 

圧倒的な作図量の違いを独学でカバーするのは難しい

私は一次試験終了から、二次試験までの2か月間の間に、製図の清書だけで24枚製図しました。(予備校では30枚を推奨していました。)

上の写真は全部私が2か月間で書いた図面です。

 

エスキスを含めれば50回以上の設計作図をしています。

 

スケジュール感でいうと、試験と同様のコンディション(6時間半)での予行練習を週3回のペースで2か月間こなしたことになります。

それだけやれば、後々試験慣れして、間違いなく当日も同じようなコンディションで戦えます。

 

これだけの練習をこなす背景には製図の慣れで製図時間を短縮し、エスキスと筆記により多くの時間を割けるようにしていることがあります。

時間配分としては製図は2時間半~3時間で書けるように練習します。筆記1時間、残りが問題の読み込みとエスキスです。

 

これが、最初は、製図だけで8時間とかかかってしまうのですね。

エスキス抜きの時間だけで試験の枠からはみ出てしまいます。

 

これを練習量で2時間半まで時間短縮する練習を行います。

仕事をしながらこの練習量をカバーするのは時間の確保も大切ですね。

 

それによって質の高い設計内容と、充実した筆記内容、そして、密度の高い製図図面の作成が可能になります。

 

製図試験は合格率を鑑みるに上位40%以内には少なくとも入っている必要があります。

 

それだけの量を試験前にこなしてきている数多くの予備校生を出し抜くには、少なくとも同じかそれ以上の度合いの練習量が必要だと思います。

 

この練習量を自分で管理するというのが独学突破では一番難しいポイントではないかと思います。

独学では作図した図面や筆記内容の添削をしてもらえない

予備校に行くと、作図した図面に対し添削をしてもらえます。これにより、作図密度や表現方法等様々なコメントをもらえます。

 

上の例では忘れがちな防火シャッターの指摘などがありますね。

 

設計がそもそもできているか、図面の表現がどうか、数えきれないほどのチェックリスト一覧を元に、添削されると、穴のない減点のしにくい図面が出来上がります

 

それに加え、エスキスの段階でもきちんとエスキス用紙に入るように計画できるよう、エスキスを添削してもらったりもできました。

 

 

これによって当日の試験の中、紙が足りなくなるということも防げますし、エスキスの段階で間違った回答をしている場合早い段階で間違いに気づけます。

 

このような添削がない場合、相当な設計図面を読むトレーニングを日頃から行ってない限り、細かいミスや、見落としが出てしまうと思います。

 

また筆記内容にきちんと十分な量のキーワードが入っているか、それから、理由をサポートする骨子がしっかりしているかなども、自己添削では難しい部分があります。

 

誰かほかの人に図面や筆記内容を見てもらうチェックが必須であると私の経験からは感じています。

下に私が使っていたチェックリストを公開します。

これは全部記憶して実際の試験でもすべての項目についてチェックを行ってから提出しました。

一級建築士製図試験見直し用チェックリスト

      私は7項目に関して各5つのチェックポイントを用意して使っていました。

      前提条件

      • 適正グリッド
      • 面積・建蔽
      • 階高設定・階縛り
      • 動線確保・通用口
      • 壁面後退

       

      エスキスポイント

      • 客室想定min. max. 検討 間口余るか
      • 客室別階に必要機能・ゾーニング
      • 各部屋レイアウト検討
      • パッシブデザイン
      • 断面・階段・不整合無いか

       

      表現

      • PS・DS・EPS
      • 避難経路
      • 軒・棟・庇・上下階
      • 外壁の表現・入口・水勾配
      • 寸法

       

      部屋

      • 室名
      • 面積妥当か
      • バルコニー
      • 什器

       

      断面

      • 寸法
      • レベル
      • 室名
      • 天井高
      • バルコニー庇

       

      吹き抜け

      • 手すり
      • 防火シャッター・シャッターボックス
      • 袖壁
      • 吹き抜けマーク上部・下部

       

      記述

      • 方向
      • 漢字
      • 数字・単位
      • 題意
      • 可読性

       

      このリストは私が今まで書き落した所を丁寧に拾っていった結果できたものです。

      このリストを使うことで、かなりのミスを減らすことができたと思っています。

      まとめ

      この記事を読むと、一級建築士試験製図にどれぐらいの設計製図練習量が必要であるか把握できたのではないでしょうか。

       

      独学で突破を狙う場合、予備校生を出し抜くために彼らを上回る練習量で対策する必要があるかもしれません。

      それから、テーマに対して豊富な条件を取り揃えて設計の練習をしておくことも必須です。

      そして、添削をしてもらえる相談相手がいるととても良いのではないかと思います。

       

      この条件を取り揃えることは非常に難しいと思うので、独学は難しいと感じています。

       

      これが私の一級建築士設計製図の二次試験の実情なのではないかと思っています。

       

      なにかの参考になりましたら、幸いです。

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