書籍レビュー:確かな力が身に付くC#「超」入門

現在読んでいる本の紹介です。私はそもそもプログラム「超」初心者です。

プログラムのバックグラウンドの教育は全く受けておりません。

初めてUnity/C#を学ぶ上で、とっかかりとしてはオンライン上のチュートリアルを真似てゲームを作るのが手っ取り早いように思えました。

 

しかし、場当たり的な対応ばかりしているとC#そのものを学べずに、Unity用のスクリプトを覚えるだけで無計画に書いていくことになります。

すると私のように、重複が多い無駄なコードを沢山書いてしまいがちです。

せっかくC#というオブジェクト指向のプログラムを使っているのに、無駄な重複を省けるスマートな書き方を知らずにプログラムを書くのはもったいないと感じました。

 

まず私がトライしたのはドットインストールのC#のチュートリアルでした。

有料コンテンツですが、最初はとても解り易くC#の基本文法を学べました。

しかし、クラス、コンストラクタ、継承、あたりのオブジェクト指向の根幹となるアイディアになると、短いチュートリアルだけでは理解が追い付かなくなりました。

 

 

私が良く分かっていなかったのは、何故、オブジェクト指向にする必要があるのか。

クラスや継承が何故使われ、どの様に便利なのかという事でした。

この質問にあっさりと答えを出してくれたのがこの本でした。

クラスに関しての大まかな理解はこれ一冊で足ります。

 

例えば、クラスの説明であれば、ロールプレイングゲームを想定して、プレイヤークラス、敵クラス、店員クラス、ショップクラス、爆弾クラス、というような具体的な例を交えて解説してあります。

どの様な場合にクラスを作成すれば便利なのか、という事をイラストと実際のゲームのスクリプトを使って懇切丁寧に説明しています。

 

継承の説明では、まず、継承を使用しないでレースゲームプログラムを書くとどの様になるのかの説明があります。

そこで重複が出てくるため、それを解決するための継承の説明に移るといった具合に、何故オブジェクト指向を使うのかの理由がとても解り易く順序よく理解できます。

 

クラスも継承も、プログラムを効率よく書くための機能だという事をこの本を読んでよく理解することが出来ました。

それから、C#の文法と、オブジェクト指向の章末にはゲーム/アプリを作る練習課題があり、実際にどの様な考え方・手順でオブジェクト指向を使用するかといったところも見どころです。「

迷路ゲームを作ろう」では、実際のプログラムを作る上での考え方の原則を体験することが出来ました。

 

今の所私は使用する予定がないのですが、後半の方でvisualC#の使い方も載っているので、興味がある方は参考になると思います。

C#のクラスがイメージできない、継承って何?っていう方にはお勧めの一冊です。

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