Parametric Design with Grasshopper 応用03をやってみた

「Parametric Design with Grasshopper」という書籍を購入しました。とてもグラフィカルに興味を惹かれて購入した本です。引き続きレビューをしつつエクササイズを続けていきたいと思います。本の最初の1/4程度はgrasshopperの基本的な操作方法や考え方、コンポーネントの使い方等が載っています。とても解り易く重宝しています。

そして、残り3/4は52種の変わったジオメトリを造形するためのサンプル集になっています。今回は応用編の03を行いたいと思います。この本の解り易い所として、すべてのコンポーネントの名前が番号と対応してきちんと明記されているので迷うことなく、スクリプトを書いていけます。本の購入者はスクリプト自体を全てダウンロードできるのもとてもありがたいです。

まずはstep1-1のタイルのベースを作る計算式の部分を作成します。実際この計算でできるのは二つの4角形なのですが、何故このように複雑な計算になっているかは今の所謎です。恐らくは最後の方でこの値を何度も再利用しているのではないかと予測できます。

出来たのは5x7の4角形と29x29の4角形です。

本には”タイルパターンを切り取るための四角形曲線の作成”とあります。指定されたスクリプトを加えていきます。まだ、何の計算をしているかはこの時点でも解りませんが、ひるまず先に進みます。

恐らくは最終的にこの緑の四角形でパターンを切り欠くことになるという意味だと思います。ちなみに線だけだと見辛いので、BoundarySurfaceを追加してあります。

外側の29x29の四角形を内側にオフセットして、1つ置きにボーダー模様にします。ここで、最初の方に作った4角形の意味が解ってきました。伏線が大分生きてきて全貌が見え始めています。

上手く四角形とボーダー模様がインターセクトしているのが分かります。

SurfaceSplitをした後、面積でSortしてSublistで大きい面積の物を拾い上げているようです。スマートですね。

その結果、鍵カッコが一杯あるようなパターンが出来てきています。

後はこれを複製してパターンをずらせば入れ子になったパタンが作成されます。

Extrudeする値を面積に比例させるスクリプトをくっつけてよりパターンをより立体的にしてみました。

これによって、少しだけパターンを発展させています。

Parametric Design with Grasshopper ― 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック

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