vray 3.6 for Rhinoceros のCPUとGPUレンダーを比較してみる

今日は久しぶりにvrayを触ってみようと思います。衝動買いしてしまってあまり使ってないので、機能をよく理解していないまま何となく触っています。全くもってアマチュアですので、ご容赦ください。7月頃にvray3.6のアップデートがあったので、調べてみると新機能を説明している動画を発見しました。

この動画によると、様々な機能が更新されていることが分かりますが、そのうちのGPUとCPUのハイブリッドレンダリングについて自機で早さを比較してみました。ある程度のサイズのあるモデルを使用したかったので、80メガ程度のサイズのライノファイル(高層タワー風の何か)をモデリングしてみました。

ボリュームだけだと軽すぎるので、フロアプレートとマリオン等ディテールを適当にグラスホッパーで入れました。XY,XZ,YZ平面との交差を拾ってオフセットをかけてはボリューム化をしています。ガラス面は全てボリュームをエクスプロードしてから厚みをつけてあげています。さすがに割り付けると重すぎるので、面ごとに一枚でつながっています。

それから、タワーだけだと寂しいのでなんちゃってでコンテクストを入れてみました。少し都市風になっているでしょうか。

vray 3.6ではCPU、GPUどちらかが選択できるようになっています。下記のようになっているのですが、GPUを選択して、その右側の三つボタンがあるアイコンをクリックすると、選択肢がいくつか出てくるはずです。

私の場合、自機に搭載しているグラフィックボード一枚とC++/CPUと下記のように表示されます。これに両方✔を入れる事で、GPUとCPUのハイブリッドレンダーができると、上の動画では説明されていました。

その他の設定は以下で固定でCPUだけを使った場合、GPUを使った場合、両方を使った場合の計測を行いました。

まず、CPUを使った場合40分ジャストでレンダリング終了しました。そして、GPUを使用した場合、レンダリングの途中でFINISHEDの表示が出てしまい、最後までレンダリングされませんでした。これが何による中断なのかは今の所解っていません。

そして、CPUとGPU両方を使ったハイブリッドレンダリングの場合、まず、GPUを酷使しているせいか、マウスの動きがガクガクになってしまい、他の作業に差し支えます。レンダリングしながらモデリングは無理でした。CPUを使用したレンダリングでは問題ありませんでした。GPUだけでなくCPUもマックスで使っている様子が確認できます。

結果、レンダリングが早く終わるかと思いきや結局40分ジャストで、同じ時間に落ち着いてしまいました。あくまで私の環境ではこのような結果になりましたが、レンダリングの種類や条件によっては別の結果になるのかもしれませんので、引き続きGPUを使用すると有用なケースを探していければ良いなと思っています。

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